Blue Monday だより -4ページ目

アップルズ・イン・ステレオ、レア音源集をリリース

アップルズ・イン・ステレオ、レア音源集をリリース


 う,まだやってたんだ。知らなかった。


ジ・アップルズ・イン・ステレオ
ニュー・マグネティック・ワンダー

 彼らのレーベル,Elephant 6,大好きだったんですよね。

 買おう。

直撃地獄拳

東映ビデオ
直撃!地獄拳

 なんかこういう子供のときに観た大好きだった映画を,大人になって観るというのは本当にいいものですよ>若人


 千葉真一全盛期のアクション映画。改めて振り返って,こういう映画が代表作扱いされる千葉真一というのもどうなんでしょうね。個人的には誇りに思って欲しいですよ。


 映画のストーリーは,どうでも良いお話。まあ見所はギャグとアクションのみ。主人公が甲賀忍法の後継者という時点でかなりどうでもいい映画だとわかる。映画開始5分でだ。あとは開き直って楽しめばいい。




 こういう映画が最近面白くてしょうがないのですが,意外とその楽しさを文章にしたいという欲求は無くなってきた。千葉ちゃんの映画一通り観たら,今年はちょっと真面目な映画を観ようかな。




轟天BOX


↑劇団☆新感線の舞台。橋本じゅんによる千葉真一パロディの大傑作シリーズのDVDボックス。

水曜どうでしょう

 名前だけは知っていたけど,ほとんど観るの初めてだった噂の番組をDVDで観た。やばい。雪の積もった日曜日の午後にはもってこいですわ。


 ただこのDVD,一般流通してないんですね。amazon調べたけど無いし。放送局とローソンのロッピ専用アイテムだとか。そのくせなんと売り上げが10万枚近くいってるらしいではないですか。すげーな。



水曜どうでしょうのwikipediaのページ



クイック・ジャパン (Vol.52)

↑まるで窪塚が水曜どうでしょうに出ているかのような表紙のクイックジャパン。




 しかしこのDVD,職場の後輩に借りたのですが,この後輩というのが仕事のできるヤツで物凄く借りがあるんですよね。仕事でも借り,プライベートでも借り。これじゃああまりに申し訳ないんで,


キング
片腕カンフー対空飛ぶギロチン

↑でも貸してあげようかと思います。

Every Good Boy Deserves Fudge / Mudhoney

Mudhoney
Every Good Boy Deserves Fudge

 初期のグランジバンドの中でも,このMudhoneyだけは商業的に成功しなかった。しかし,だからといってこのバンドがその他のバンドに劣っていたなんてことは全くない。むしろ最高だ。


 音楽のムーブメントなんてものは,プログレやニューウェイヴのように,多様性に基づく定義がされているものでない限り,最初のいくつかのアーティストの成果を拡大再生産して終わるだけだ。グランジも例外ではなく,個人的にはSoundgardenとNirvanaとこのMudhoneyを聴けば十分だと言える。あ,いや,Love Batteryとか結構良かったな。それはいいとして,このMudhoneyこそが最もユニークなグランジバンドだったことは間違いない。


 ハードロックやパンク的なカッコ良さが売りのバンドが多い中,せーの,で全力疾走始めたと思ったらすぐさまずっこけるこのバンドは何なんだろう。ハードロック的な美学とはあまり縁がなく,むしろDevoみたいなカッコ良さがこのバンドの持ち味だ。音楽的にも,他のグランジバンドがサバスやツェッペリンの影響が大きいのに対して,このバンドはブルー・チアーやニュー・ヨーク・ドールズみたいなロックンロールがベースである。うるさいのはうるさいんだけど,ただ単にアンプのボリューム上げてみました的な潔さ(バカさ)が素晴らしい。


 このアルバムは,彼らの2ndアルバムで,インディーズから出した最後の作品だ。1曲目の「Generation Genocide」で不穏な空気を醸し出したと思ったら,次の「Let It Slide」で見事にずっこける。ところどころ真面目そうな曲もあるが,基本的にずっこけナンバーにこそ名曲が多い。彼らの作品は基本的にどれも同じだが,曲のよさや録音のチープさ等々総合すると,この作品が一番好きだ。



Mudhoney
Superfuzz Bigmuff Plus Early Singles

↑初期のミニアルバムとシングルをカップリングしたもの。Sonic Youthとのレパートリー交換スプリットEPに収録の「Halloween」も収録。そのスプリットでSonic Youth側が演奏した初期の名曲「Touch Me I'm Sick」も収録。

Bleach / Nirvana

Nirvana
Bleach

 Nirvanaがあそこまでヒットするとは思ってませんでした。少なくとも『Nevermind』がまだ出ていないこの1stアルバムの頃までは。


 私は80年代のアメリカのインディーズシーンには強い思い入れがある。ソニック・ユースを筆頭とした当時のアーティストの作品は,全部ゴミと紙一重で最高に素晴らしい。だからSoundgardenやMudhoneyが出てきたときも,そういうゴミと紙一重の作品群と同じように楽しんだ。そしたらシアトル出身のSoundgardenやMudhoneyには,何やら「グランジ」とかいう名前が付いたではないか。なんて素晴らしい呼称だろう。「パンク」と同じくらい素晴らしいではないか!


 Niravanaそのものについてはここで説明する必要はないだろう。しかし,この1stアルバムについては書くことがある。


 これは,典型的なグランジをイメージさせる音だ。メーターの針が明らかにレッドゾーンまで突入して振り切ったかのような歪んだ音。そしてヘヴィーメタルのように湿っぽくなく,乾いた感触がいい。プロデュースを担当したジャック・エンディーノという人は,グランジを代表するプロデューサーだが,音質に関して言えば多分彼の最高傑作だろう。Nirvanaのアルバムは,2ndがブッチ・ヴィグ,3rdがスティーヴ・アルビニにとどれも個性的なサウンドだが,個人的な好みをいえば,この1stが一番音が素晴らしいと感じる。


 次はドラムのユニークさだ。一般的には弱点とされているここでのドラムだが,シンプルで淡々とビートを刻むところが面白い。そりゃ迫力満点のドラムってのもいいもんだが,カート・コバーンの激しさを一歩引いたところでクールダウンさせている点が評価できる。バスドラが全体の迫力を増さずに「点」で謙虚に鳴っているところも最高だ。一部のジャーマンロックやYMOの高橋幸宏みたいなドラムのグランジ版だと言えばわかりやすいか?


 そして最後に楽曲が素晴らしい。オルタナティヴロックは,いつの間にか鬱屈した精神の吐露という様式を背負ってしまった。その様式に一番の影響力を持ったのは『Nevermind』なんだろうけど,ここではそうじゃない。「みんな,」と呼びかけることもなければ,「俺は,」と叫ぶこともない。いたってクールな曲ばかりだ。しかし,そんなクールな中にもカートの個性は十分に発揮されていて,私はここでのカートこそが最も魅力的だ。


 ライヴでドラムセットにダイブして,クールにしかめっ面を出してみせる。しかし,それはカートのユーモアなのだ。だからそのときの顔はどこかニヤついてるでしょ。それこそがパンクから10年以上経過した時代のロックというものだ。イギー・ポップみたいな本物じゃないけど,私はそこにこそ惹かれる。



ニルヴァーナ
インセスティサイド

↑レア曲集。大好きな名曲「Sliver」を収録。


Nirvana, Jesus Lizard
Oh the Guilt/Puss

↑『Nevermind』から散々待たされた新曲は,Jesus Lizardとのスプリット。『In Utero』の曲とも全く違う名曲。カップリングのJesus Lizardも最高。ただし,廃盤。今ならどれで聴けるのだろう?

男なら(女でも)グダグダ言わずに黙って予約しろ!

Perfume
タイトル未定(DVD付)
Perfume
タイトル未定(通常盤)

 待望のニューアルバム(というか初のオリジナルアルバム?)は,4月16日発売だ!何も考えずに予約しようぜ。廃盤で入手困難な名曲「チョコレイト・ディスコ」も収録!


 ヒマな人は,リンク先も見てみよう。通常盤は2,800円。しかしDVD付初回盤は15%オフの2,805円。DVD付のCDって,amazonの場合普通は20%オフなんだけど,この気を使った価格設定が面白い。ジャケットがどうなるかわからないけど,普通は限定盤買うよね。


 私?もうとっくに予約済みですよ。

著作権関係クリップ

作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る


 島本,TUTAYAかよ!


 それはいいとして,やはり本質的なことを考えはじめると,収集つかないですねえ。


 ちなみに私は,DRM強化よりは,私的録音録画保証金の方がまだまし,だと思ってます。それもおかしいんですけどね。



島本 和彦
新吼えろペン 4 (4) (サンデーGXコミックス)

Ultramega OK / Soundgarden

Soundgarden
Ultramega OK

 どうも私の考えるグランジと世間のグランジ像とは隔たりがあるようだ。世間で言われるグランジというのは,主にニルヴァーナの『Nevermaind』のイメージで,沈鬱で満たされない若者,ってイメージだ。私の個人的な印象は,単にロックの原初的な部分を丸裸にしてアップデートしたものでしかない。それに加えて,丸裸になったが故に妙な照れがあるという部分だろうか。照れというのは客観性から現れる感情で,その客観性というものが,60年代や70年代との大きな違いだろう。


 サウンドガーデンは,グランジ云々言う前に,アメリカを代表するインディーレーベルであるSSTから音源をリリースしていたバンドだ。アメリカのハードコアの影響をモロに受けたレッド・ツェッペリンだ。


 この1stアルバムからして,既にツェッペリン丸出し。ロバート・プラントを凌ぐ高音ボーカルに重たい音像は強烈だ。アコースティック風味の曲もあり「どこまでツェッペリン好きなんだ?」と突っ込みたくなる。でもね,やはり照れがあるんだと思う。本気で激しい曲やりつつもどこか微笑ましい。そういう作品として私はこれを聴いています。そうそう忘れてた。これ単純にカッコいいです!



Soundgarden
Superunknown

最終作最終作のいっこ前。ちまたでは最高傑作らしい。私は違うと思うけど。

網走番外地

東映ビデオ
網走番外地

 今年の冬は寒い。多分毎年言ってるのだが,今年も言いたい。寒い。そんなときの寒い映画。


 一般的にはヤクザ映画という解釈がなされるこの映画だが,ヤクザ風味といっても,登場人物たちの中に宿る義侠心みたいなもののみといえる。実際はカミュの「異邦人」のような不条理もの。


 家庭環境に恵まれず,ヤクザの道に入った主人公だが,ひょんなことから刑務所に。本来の誠実な人柄は変わらずだが,その誠実さ故に事件に巻き込まれ,脱獄。そして・・・


 モノクロの画面に広がる雪景色が寒い。「世界は寒い」と歌ったのはブリジット・フォンテーヌだが,ここにある寒さはそれと同じ世界の寒さだと思う。やりきれない寒さだ。・・・こう書くと何やら文芸作品のようだが(いや,一応原作はあるけど),違う。トロッコに乗っての大脱走シーンや,脱獄囚2人に繋がれた手錠を切断するために線路に寝そべり列車を待つシーンなどはアクション映画だ。実に映画的な楽しさに溢れている。


 中途半端な作品と言えなくもないが,個人的には大傑作だと思う。石井輝男監督にしても,この映画があったからこそ,後の作品が撮れた部分もあるだろう。



SYNAPSE FILMS
HORRORS OF MALFORMED MEN : 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間

↑石井輝男が好きで乱歩が好きならマスト。日本のamazonで買える。

封印作品(かと思ってたもの)が遂に復刻(ただしあまり興味なし)

バンダイビジュアル
ザ★ウルトラマン DVDメモリアルボックス (期間限定生産)

 画像すらなし。

 しかし,これは奇跡の復刻といっていいかも。


CDジャーナルのニュース



 正直,子供の頃はつまんなかった記憶しかないです。次の「80」や所謂「スカイライダー」「スーパー1」全てひっくるめて,子供番組を卒業させてくれたという意味では非常に重要な作品ですが。


 CDジャーナルついでに,


ゴダイゴの紙ジャケット復刻シリーズ!特典ディスク付きのボックス仕様もあり


ヤズー、ボックス・セット発売を記念した25年ぶりの再結成ツアーを開催!


スピリチュアライズド、5年ぶりのニュー・アルバムは5月リリース!


西海岸パンク・シーンの立役者、マイク・ワットが来日決定!


アリス・クーパー、約20年ぶりの来日公演が実現


と適当に面白いニュースを見繕ってみましたが,最後のは凄いですねえ。まさかアリス・クーパーが観られるなんて!いや,多分行きませんけど。しかし「ショック・ロック」の元祖って・・・。アリス・クーパーの他に誰がいるんだよ?ミスフィッツ とかか?



Alice Cooper
Killer

↑最高傑作。あれ?廃盤じゃなかったっけ?売ってるなこれ。