Ultramega OK / Soundgarden | Blue Monday だより

Ultramega OK / Soundgarden

Soundgarden
Ultramega OK

 どうも私の考えるグランジと世間のグランジ像とは隔たりがあるようだ。世間で言われるグランジというのは,主にニルヴァーナの『Nevermaind』のイメージで,沈鬱で満たされない若者,ってイメージだ。私の個人的な印象は,単にロックの原初的な部分を丸裸にしてアップデートしたものでしかない。それに加えて,丸裸になったが故に妙な照れがあるという部分だろうか。照れというのは客観性から現れる感情で,その客観性というものが,60年代や70年代との大きな違いだろう。


 サウンドガーデンは,グランジ云々言う前に,アメリカを代表するインディーレーベルであるSSTから音源をリリースしていたバンドだ。アメリカのハードコアの影響をモロに受けたレッド・ツェッペリンだ。


 この1stアルバムからして,既にツェッペリン丸出し。ロバート・プラントを凌ぐ高音ボーカルに重たい音像は強烈だ。アコースティック風味の曲もあり「どこまでツェッペリン好きなんだ?」と突っ込みたくなる。でもね,やはり照れがあるんだと思う。本気で激しい曲やりつつもどこか微笑ましい。そういう作品として私はこれを聴いています。そうそう忘れてた。これ単純にカッコいいです!



Soundgarden
Superunknown

最終作最終作のいっこ前。ちまたでは最高傑作らしい。私は違うと思うけど。